「三十三観音堂」札幌市南区北ノ沢1868‐239
「祖院 常住庵」札幌市東区東苗穂14条1丁目7‐23
葬儀とは、曹洞宗の場合、・通夜・授戒・告別式・忌中の「四部構成」です。
授戒の式の前夜、お通夜を行います。
翌日、授戒の式と告別式と忌中(骨上げ法要)を行います。
それぞれ、立場・年齢・職業・環境によって送る思いは様々かと思いますが
一般的には下記のような意味を持ちます。
★お通夜の意味★
人生最後のお別れの場です。
生前、仕事や趣味を通して出会ったのは、深い縁に結ばれての事です。
人生の最後にあたって、深いご縁で結ばれた仲間が集い、亡き人も
見送る私達も、心の中でお礼を言いあって、別れを惜しむ大切な場が
お通夜となります。
生前故人は、葬儀は身うちだけでいいよと遺言を残すケースもあるようです。
ですが、それは家族の事を気遣っての事と思います。
この世を去るにあたって、一人一人の所にお礼に伺う事が出来ないので、
みんなに集っていだいて、人の体がある最後の残り僅かな時間を
共に過ごし、人生にけじめをつける大切な最後の行事がお通夜です。
今までに、誕生日、結婚式、等 節目節目で様々な行事があったかと思いますが、
何よりも大切な意味をもちます。
その大意は、感謝です。
誰しもそれぞれ、様々な苦労を背負いながら必死で生きてきたと思います。
その人生の中で、縁あって出会った大切な方々に、お礼を言って旅立つ場です。
家族の知らない人たちがたくさん集まってくるかもしれません。
ですが、亡き人がお世話になった方々です。
身うちにとっても、故人に代わってお礼を伝えることのできる大切な場に
なる事と思います。
★授戒の意味★
授戒の式とは、手の届かない所に旅立つ大切なご家族を仏様に
お任せし、成仏を願う大切な式です。
★告別式の意味★
告別式とは、1、喪主が故人の後を受け、その家の先祖を守る主となる事を
「お誓いし、お披露目する式」です。
(この事は、旅立つ人がこの世に心配を残すことなく、安心して
旅立って下さい。私達はしっかりやっていくから大丈夫ですよと
喪主が故人に代わって挨拶をします。)
★忌中(骨上げ法要)の意味★
荼毘(だび)にふし、お骨を前にしてお参りした後、故人にかわって感謝を
あらわす形として、参詣の方々に「お食事をふるまう法要」です。