★ ご質問 ★

 

Q 身内に不幸があった場合、直接お寺に電話しても大丈夫ですか。
A はい。大丈夫です。(菩提寺がない場合はご連絡ください)

 

Q たとえば、夜中に亡くなった場合でも電話しても構わないのでしょうか。
A 夜中であっても、お電話いただければお伺いできるように心がけておりますので大丈夫です。

 

Q 菩提寺とは何ですか?
A 亡くなった人をご供養するためにご戒名を授けますが、
  一般的には、ご戒名を授けたお寺を「菩提寺」
  ご戒名を授かった家を「お檀家様」といいます。

 

Q ご戒名とは何ですか
A 仏様の教えを受け、仏様と同じ心の世界に安住したいと願う人が、
  仏様に帰依する証として 名前をもらいます。それがご戒名です。

 

Q 永代供養とはどんなものですか?
A 文字通り、永代的にご供養され続けるというものです。
  永代供養を申し込まれたご本人が亡くなられた後も、又その方のご親族が亡くなられた
  後も、お寺がご戒名をお読みし、施主に代わりご供養(回向)し続けるものです。
 (近代は核家族化も進み、後々のご供養を子孫に託す事が出来ない方が増えてきて
  います。 自分が生きてきた証であったり、私まで命を継承してくれた親やご先祖様への
  感謝の思いを 込めて、永代の供養をしておく事は、命の尊厳への報恩として、
  しっかり考えて おく事も大切 かと思います。)

 

Q 自由葬で葬儀をしましたが、やはり後でご戒名が欲しいと思うようになりました。
  ご戒名をつけてもらう事はできますか。
A 後からご戒名を授けることは可能です。

 

 (自由葬の場合、その場限りのものになってしまう事が多く、その為
 後で気持ちのよりどころを求めて、ご戒名をつけてもらえないかという電話もあります。
 最初は故人の遺志が尊重されますが、そのあと身内が故人にしてあげられる事はないかと思うようです。
 故人は残された身内に、少しでも金銭的な負担がかからないようにとの心配りで
 お坊さんもご戒名もいらないと遺言を残されるかも知れません。
 ですが、その結果自由葬では、お身内がお見送りにきて下さった方々をどのタイミングで
 どう帰ってもらっていいのか、区切りがなく困ったとか、又、来た方も仏式であればお線香を
 あげたり、ご焼香したり、自分の気持ちを込める機会がありますが、自由葬の場合、
 その気持ちをどう形をかえて表現したらいいのか戸惑ったとも聞きます。

 

 又、故人が家族を気遣い家族葬で見送ってほしいと遺言を残した場合、
 逆にお身内に苦労をかけてしまう事もあるようです。
 交際範囲が狭い場合はいいのですが、広い場合、故人と縁の深かった人が、
 後日なくなった事を知り、次から次へとお悔やみの挨拶に、来てくれて、
 その対応に逆に疲れきってしまったと聞きます。
 残された身内の人は、故人とその方々がどのような係わりであったかが分からず、
 失礼のないようにと気を配りながら、その都度最後の様子を何度も話したそうです。
 見送って間もない為、弔問をうける度、余計大変だったと聞きました。
 後からご戒名をつけることは可能ですが、上記の経験談を参考にされて、最後の
 お見送りはどのようにされるか、お考えになるのも宜しいかと思います。

 

Q 積み団子はどのように作りますか。
A それぞれのお宅で作り方はいろいろかと思いますが、
  上新粉(もち粉ではなく、米粉です。)に塩を少しいれて
 (入れなくても大丈夫です。)熱湯を少しずついれてかき混ぜます。
 (最初は、熱いのでヘラで混ぜます。)この熱湯の量は、粉の量にも
 より違いますので、目分量なので、何CCとは言えませんが、
 耳たぶくらいの硬さになるまで、こね続けてください。
 (混ぜ方がたりないと、まとまりません)
 耳たぶくらいの硬さになったら、棒状にして、
 ポンポンと均等に切ってからまるめると 大きさにムラが
 出来ないかもしれません。
 ゆでる場合は、熱湯に入れて、上にあがってきたら、ゆで上がりです。
 あがってきたものからすくい、冷める前に組んで濡れたさらしで形を整えて
 下さい。
 茹でずに、蒸してつくる作り方もあります。
 ひとつひとつ蒸してから形を積み上げる作り方もありますが、
 最初から、お皿に形を組んで蒸す蒸し方もあります。
 だいたい、20分ほど蒸したら出来上がりです。
 取り出しやすいように、なべの下にふきんをひいてもいいかも知れません。
 蒸し上がったら、素早くうちわであおぐとツヤが出ます。
 (底辺が4個の三角すいです。全部で20ケです。これを1対つくります。)

 

    〇                                                    

  〇 〇         ○

 〇 〇 〇          ○ ○       ○

〇 〇 〇 〇     ○ ○ ○        ○ ○     ○

1段目(10)     2段目(6)    3段目(3)    4段目(1)  

 

★ お供えの仕方のポイントは、仏様にとがった方が向かないように、
  底辺の4つの方を仏様の方にして、とがった方を私たちの方に
  向けてお供えするのが、口伝(くでん)です。

 

Q 曹洞宗のご本尊様は何になりますか。
A お釈迦様をご本尊として、
  承陽大師(じょうようだいし)=道元禅師(どうげんぜんじ)
  常済大師(じょうさいだいし)=瑩山禅師(けいざんぜんじ)を仰ぐ
  一仏両祖(いちぶつりょうそ)です。

 

Q 仏教でいう、六道輪廻とはどういう事ですか。
A 六道輪廻とは、六悪道とも言って、六つ迷いの世界を言います。

 

Q 六つの世界とは、どんな世界ですか。
A 仏教では生まれ代わり死に代わりする
  地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界 この六つの世界をいいます。

 

Q 四十九日までの、七日ごとのお参りには意味があるのですか。
A あります。
  初七日は、 地獄界→ 血の海地獄・針山地獄などに生まれないように、手を合わせます。
  二・七日は、餓鬼界→飢えて、やせ細った世界に生まれないように、手を合わせます。
  三・七日は、畜生界→動物に生まれないように、手を合わせます。
  四・七日は、修羅界→争いの世界に生まれないように、手を合わせます。
  五・七日は、人間界→苦しむ人間界にまた生まれないように、手を合わせます。
  六・七日は、天上界→きれい過ぎて、騙される世界に生まれないように、手を合わせます。


  四十九日は、仏の世界に生まれ、「成仏」出来ますようにと、手を合わせます。

 

Q 仏教の教えは、一言で言ったらどのような教えですか。
A 心の教えです。

 

  私は、修行道場で十五年間 行じてまいりました。

  禅の立場から見て、この心の教えを「六道の世界」と「四十九日」までの

  七回のお参りに当てはめ、先ほどの四十九日の仏の世界に生まれ代わる

  私の説明から、更に一歩進めた新たな説を示したいと思います。

 

  日頃、私たちの心の中には六つの心がいつもひしめきあっています。

  その六つの心の何処に落ち着いても、欲を満たしただけですぐ不足・不満を感じてしまい

  穏やかな心でいる事は出来ません。

  地獄界→自分ではどうしようもなく、自分を抑える事の出来ない自分の心。

  餓鬼界→求めても求めても求めきれずに、不足を感じる心。

  畜生界→本能に振り回され、おさえきれない衝動的な心。

  修羅界→激しい、怒りの心

  人間界→恨み・憎しみ・悲しみ・浮き沈みの心。

  天上界→心がきれい過ぎて、騙される心。

 

  お釈迦様は、七日毎のお参りで、迷いの心を離れて、穏やかな仏様の心に一歩ずつ

  向かうよう導いて下さいます。

  初七日〜六・七日までの六回のお参りは、迷いの心を離れるように願い、

  そして、七回目(四十九日)のお参りは、成仏(仏様の心と一つになる)の法要です。

 

    輪廻とは、繰り返しの心の変化の事。

    変化し続ける私たちの心は、欲と我と執着を栄養にしています。

    だから、欲と我と執着を離れる仏様の教えが大切です。

    この七回の法要により、六つの迷いの心が消えて、

    初めて穏やかな仏様の心だけになります。  

    この事を生まれ変わると表現すると、人はどこか別な所へ生まれ変わったのだと

    錯覚して しまいますが、成仏するという事は、別な世界に生まれ変わるのではなく、

    心がきれいに浄化 し、仏に成る事をいいます。

 

Q 100ヶ日のお参りは、どのような意味があるのですか。

A 100ヶ日は卒哭忌(そっこっき)とも言います。

  「泣くことを卒業する」という意味です。

  大切な亡き人を見送った私たちも、仏様の元に安住されているご精霊様も

  お別れしてから100日が過ぎた今、共にお互いを思いながらも涙をおさえて

  手を合わせながら、これからを見つめるという大切なお参りです。

 

Q 仏教の宗派について、どのようなになっているのか教えてください。

A 1、私達は宗派について、教義が理解または説明ができなくなると、全てお釈迦様の

  教えだから、みんな一緒だよねとすぐ話を「まとめ」てしまいがちです。

  しかし、宗派は先人達の残してくれた、私達それぞれの大切な道標です。

  十人十色と言われます様に、さまざまな思想があり生き方があります。

  その多くの考え方と進む方向性を、いくつかにまとめあげ、私達がそれぞれ

  理解しやすいようにグループにわけてくれているのが、宗派です。

  ①ある時は、自力本願  ②ある時は、他力本願  ③ある時は、両方同時

  この①〜③を、各宗派でそれぞれの「行」を通じて、私達に伝えてくださっています。

 ★人はそれぞれ、受け入れられる言葉が違います。受け入れやすい言葉や作法が

  出てきますと自然に理解が深まります。

 ★また、人は自分のおかれた状況によって出来る事と、出来ない事がでてきます。

  教えの本を読むことが出来る時、出来ない時。

  体を動かす事が出来る時、出来ない時。

   その時々導いて下さる教えがあります。

 

 ★一般的には先祖代々、どの教えに親しんできたかを知り、まずはその縁を大切に

  する事が大事かと思います。 

 

   2、大きく仏教を分けると、

    密教と、顕教(けんきょう) の2つに分かれています 

                    (密教は秘密の教え。顕教は、あわられた教え。)

 

  密教は、真言宗→各派→各寺院

       (弘法大師 空海(774〜835)    高野山 金剛峯寺(こんごうぶじ))

  顕教は、天台宗→各派→各寺院

        (伝教大師 最澄(767〜822)   比叡山 延暦寺(えんりゃくじ))

 

  天台宗から生まれた宗派

         ◎曹洞宗 大本山 総持寺(真言密教を受け入れた) →各派→各寺院

                        (常済大師 瑩山)

              大本山 永平寺 (承陽大師 道元)

         ◎臨済宗(りんざいしゅう)→各派→各寺院

         ◎黄檗宗(おうばくしゅう)→各派→各寺院

         ◎浄土宗         →各派→各寺院

         ◎日蓮宗(天台密教)  →各派→各寺院

         ◎浄土真宗     お東→各派→各寺院

                     お西→各派→各寺院

           など・・・

Q 花団子とはどんなものですか。

A 米粉でつくるお団子です。いろいろ形や色合いは各ご家庭で違いますが、

  だいたい厚さ1、5〜2cmで、直径6〜7cmくらいの平べったいお団子で、

  模様がお花になっているものです。

  色は食紅でつけます。

 

  以前より、花団子より位の高いお団子があると聞いておりました。

  地域によってそのくらいの高いお団子の呼び方は違う様です。

  今回、お檀家様のお宅で、素敵なお団子がお供えになって

  いたので、写真にとらせていただきました。

Q 仏壇の中に写真を飾っても大丈夫ですか。

A 仏教では、仏壇の中に写真を飾っても、問題はありません。

  理由として、私達はお釈迦様の教えの代弁者ですから、お釈迦様が写真に対して

  どうおっしゃっていたか考えた場合、2500年前のお釈迦様がいた時代には、

  写真はありませんでしたので、写真に対しての教義がありません。

  なので、故人を偲ぶために写真を仏壇の中にいれても問題はないと思います。

  ただ、注意として、一言添えるとすれば、仏壇の手前の経机にろうそくがあるので、

  写真が燃えて火事にならないように、細心の注意をされて、飾られたら

  よろしいかと思います。

 

Q 曹洞宗のお唱えの言葉はなんですか。

A 南無釈迦牟尼佛 (なむしゃかむにぶつ) です。

  南無(なむ)とは、インドの言葉のナーム = 尊いとか偉大なという意味です。

  その後に各宗派の本尊様の名前を入れて、お唱えの言葉としています。

  なので、曹洞宗は本尊様がお釈迦様なので、南無釈迦牟尼佛といいます。

 

  浄土系(浄土宗、浄土真宗、お東、お西)は、阿弥陀仏を本尊様としているので、

  南無阿弥陀仏 (なむあみだぶつ) といいます。

 

  日蓮宗は、妙法蓮華経を本尊様としているので、

  南無妙法蓮華経 (なむみょうほうけんげきょう) といいます。

 

  真言宗は、弘法大師を本尊様にしているので、

  南無大師遍照金剛 (なむだいしへんじょうこんごう) といいます。 

 

 

Q 法事は、命日よりも早い日に行っても大丈夫でしょうか。

A 本来であれば、ご命日にされるのが一番いいのですが、来ていただく人の

  ご都合や、時期的な事を考えて、多少早目にされてもかまいません。

 

 

Q ご仏壇やお位牌に魂入れ(開眼)をする際、何か特別用意する物はありますか。

A 普段のお参りの時にご用意される、お花(一対)、お菓子(右側にお供え)、

  果物(左側にお供え)、お霊供膳、積み団子の他に、

  ご開眼の時には

  ①小皿に、お塩を一盛り(つまめる程度の量)

  ②小皿に、お米を一盛り

  ③割り箸一膳

  ④お水(グラスに1杯)

  ⑤習字用の新しい、先のとがった小筆が1本

  ⑥墨汁(少量)

  ⑦墨汁を入れる硯(なければ小皿)

 

Q 魂入れで用意した物はどこに置いたらいいですか。

A 一つのおぼんにまとめて置いておいて下さい。

  (伺ったお坊さんが使いやすい様に配置しご法要させていただきます)

 

Q 魂入れの際に使ったお塩やお米、お水はどうしたらいいですか。

A 自宅敷地内の人の歩かない所にあけて下さい。

 (人間以外のものに分け与えるという意味です。)

 

Q マンションの場合はどうしたらいいですか。

A どこか、人の歩かない所を見つけてあけて下さい。

 

Q あけた後は、土をかけるのですか。

A 土はかけなくて大丈夫です。

 

Q ご仏壇の魂入れの際は、仏壇は開けておいた方がいいのですか。

  閉めたままにしておいた方がいいですか。

A ご仏壇は開けて、お飾りして下さい。(お花、お菓子、果物、ご飯、お水)

  お位牌も一緒に魂入れされる場合は、お位牌もご仏壇の中に納めておいて下さい。

  ご飯やお水は、ご仏壇と一緒に購入された際の器に入れてお供え下さい。

 

Q お霊供膳は、後段(49日前の場合)と仏壇と、どちらにお供えしたらいいのですか。

A お霊供膳は、お骨のある後段(あとだん)の方にお供えして下さい。

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